紀元節 雑感
投稿者 : rfuruya
★2月11日は『紀元節』である。
小学校の頃、
紀元節・天長節・明治節など『節』と付く日は祝日だった。
戦前には祝日として四方拝(1月1日),紀元節(2月11日),天長節(4月29日),明治節(11月3日)の四つを四大節と呼ぶ祝日があったが、
何故か『紀元節』が一番よく覚えている言うか懐かしいのは、紀元節の歌があったからだろう。
このほかにも、神嘗祭(かんなめさい10月17日),新嘗祭(にいなめさい11月23日)などもあったが
今はみんな違った呼び名で呼ばれてはいるが、祝日としては残っている。
その紀元節の歌詞である
歌詞(現代表記)
一、
雲に聳(そび)ゆる 高千穂(たかちほ)の
高根おろしに 草も木も
なびきふしけん 大御世(おおみよ)を
仰ぐ今日こそ たのしけれ
雲に聳(そび)ゆる 高千穂(たかちほ)の
高根おろしに 草も木も
なびきふしけん 大御世(おおみよ)を
仰ぐ今日こそ たのしけれ
二、
海原なせる 埴安(はにやす)の
池のおもより 猶ひろき
めぐみの波に 浴(あ)みし世を
仰ぐ今日こそ たのしけれ
池のおもより 猶ひろき
めぐみの波に 浴(あ)みし世を
仰ぐ今日こそ たのしけれ
三、
天(あま)つひつぎの 高みくら
千代よろずよに 動きなき
もとい定めし そのかみを
仰ぐ今日こそ たのしけれ
千代よろずよに 動きなき
もとい定めし そのかみを
仰ぐ今日こそ たのしけれ
四、
空にかがやく 日のもとの
よろずの国に たぐいなき
国のみはしら たてし世を
よろずの国に たぐいなき
国のみはしら たてし世を
小学生のそれも1・2年生の頃に覚えた歌だが、
その意味ははっきり解らぬままに、今でも2番まではよく覚えている。
最近のことは、何でも直ぐ忘れてしまうのに、
こどもの頃覚えた歌詞は何故今でも思い出すのだろうか?
人間の脳の不思議さである。
★ところで『雲にそびゆる高千穂』は九州だとは解っていたが、
その地図と写真を見るのは、初めてのことである。
宮崎県だとは思ったがこんなところなのである。
もう少し南かなと思っていた。
高千穂町には『天の岩戸』の洞窟もあるとか。
高千穂はこんな綺麗な山である。
87歳にして小学校で覚えたことをさらに勉強したりしている。
ある意味何もすることのない『コロナのお陰』なのかも知れない。
『建国記念日』よりは、何となく『紀元節』の方が日本らしくていいなと思う
戦前派なのである。