NPO法人理事長退任にあたって
★5月11日にNPO The Good Times の総会が予定されている。
スタート以来5年間務めてきた理事長の職務も、最後の1週間になった。この5年間、その殆どの時間を このNPO法人の基本的な仕組みづくりに費やしてきたとも言っていい。
ネット中心の仕組みそのもの というユニークなNPO法人だが、予想以上に確りとした仕組みに仕上がった。人生の殆どを仕組み創りに携わってきたのだが、そんな幾つもの仕組みに比べても、我ながら最高のものに仕上がったと思っている。特に、部下もいない、権限もない、お金もない、そんな状況の中で、『共感してくれる仲間』の協働。それぞれがその道を極めたプロばかりだと言っていい。そんな強力な仲間の協働だから、ここまで来たのだと、感謝している。
★世の中にはいろんな活動があるが、その活動の目標が確実に実現していると言えるのは、果たしてどのくらいあるのだろうか?極端に言えば、その殆どが真の目標は実現しないまま、その活動だけが続いているのではないかと私は思っている。本来その活動目標があり、そのために、まず組織を創り、その人事を決める。その活動と言えば、ポスターやチラシを創り、イベントを開催する。そのうちに、イベントや、チラシをまくことや、会議を持つことが活動の主体になってしまって、だんだんとその目標から離れた活動になってしまっていることが多いように思えてならないのである。
なぜ、そんなことになるのか?それは、そんな活動の目標などに関心のない人まで含めて全員を含めるところに問題がある。10人10色、そんな人達を纏めての活動などとても無理なのである。
★NPO The Good Timesは、『異種、異質、異地域をみんな繋いていい時を過ごそう』と言う基本コンセプトに共感する人たちだけでやるからスムースなのである。最初は少なくても、コンセプトさえ確りしていれば、やがて共感する人たちが現れて、だんだんと流れが出来るようになる。
法人が続かなくなる一番の原因はは、資金不足の所謂倒産なのだが、ネットをベースにその仕組み造りが主体のこの法人は、基本システムがほぼ完成して、且つ経常経費がゼロの状態が実現したので、法人自体の存続は、まず大丈夫な状態にはなった。 従って、今後はプロジェクト展開をする団体会員の活動に近い現場での効率的な仕組み造り こそが一番の課題なのである。
『仕組みとは』 = 『手順通りに物事を進めていけば、自然にその目的が達成できるシステム』をいうのだが、その『仕組み創り』は極めて高度な仕事であり、そんなに簡単には出来あがったりはしないのである。
★現在のNPO法人の仲間が、二輪分野の人達が多いこともあって、現実に今一番活発に活動している分野は二輪関係。するWorld Good Riders Association を今回立ち上げることが決定した。そして後任の理事長にはMFJのトライアル委員長を長く務め、播州のため池会長や地域の自治会長の経験も長い山本隆君。、私自身はこのNPO法人のために、より現場に近い分野での活動の仕組み創りに、より自由な立場で貢献したいと思っている。
私自身はいろんな専門分野など殆どその知識はないのだが、もし得意なものがあるとしたら『人をつなぐ』ことと『仕組みを創る』ことが専門と言えば言えるのではないかと思っている。これには体力は殆ど必要もないし、経験や実績だけはどんどん積み上がってプラスに働くので、80歳を超えてからの仕事としては適当かなと思っているのである。
★今後の大きな課題としては、既に何度か述べているWorld Good Riders Associationだが、この分野にはいろんなプロたちが沢山居られるので、後方から私が出来る分野のお手伝いをしたいと思っている。
もう一つの大きな分野は、アメリカに日本の風呂の文化を!というAT HOUSE の壮大なプロジェクト。今後Ui International と関連した具体的な展開、 供給先のノーリツアメリカとの関連 などなどを充実していくことが課題である。
そういう意味では、NPO The Good Times のアメリカ支社的機能を有しているUi Internationalはちょうど5年前のNPO法人のようなものである。出来れば、この秋ぐらい私自身も渡米して、さらに具体的なことを詰めれる段階にまでなればと思っている。単に給湯器や風呂だけではなくて、目標は大きく 『日本とアメリカの文化を繋ぐ』 壮大なプロジェクトのスタートにしたいのである。
Ah yes, nicely put, evneoyre.